サラリーマンの9割は税金を取り戻せる あらゆる領収書は経費で落とせる【増税対策編】 (中公新書ラクレ)

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  • 中央公論新社 (2013年12月10日発売)
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感想 : 5
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今まであんまり考えてなかったけどちゃんとやらないとなーと思って手にとった一冊。去年初めて確定申告したのも影響していると思う。

で、個人的にはそんなに使えるところはなかったかなーという印象。ふるさと納税はかなりやってるし、親を扶養に入れるのも難しい(結構年金もらってる&まだ働いている)し、引越の予定もリフォームの予定もないし。個人年金やら保険とかも興味ないし、出来るだけ入らないようにしたいし。住宅ローン控除は既に受けてるし。

以下2点は参考になった。
・医療費控除は市販薬、ドリンク剤、マッサージも対象になる
・サラリーマンの交際費計上(特定支出控除)

医療費は単純に金額を増やせる話なので、これはアリだね。EDとか禁煙、薄毛、不妊は全く関係ないし、温泉療養とかスポーツ施設とかハードル高すぎる。

特定支出控除も、正直ちょっとハードル高い。去年の収入に照らし合わせると、115万以上が対象になるようだし。115万も使う?使わないよなー。月に10万も使うなんてことはまずないからなぁ。

そう考えると、やはり医療費だけか。

正直、僕は知っている内容が多かったので、あまり価値を感じなかったが、節税を考えたことがない人はとても参考になると思う。1時間もかからず読めるので、一度読んでみるのは悪くないだろう。

この手の本で一番難しいのは、こういう情報を一番必要とする人が読まないこと、だよね。まあ、情報収集に対する感度が低いから現状があるのだけどさ。「情弱は生死に関わる」ってことは、もっと小学校の頃から教えておくべきだと思うわ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 実用書
感想投稿日 : 2016年2月8日
読了日 : 2016年2月7日
本棚登録日 : 2016年2月8日

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