カラマーゾフの兄弟 4 (光文社古典新訳文庫)

  • 光文社 (2007年7月12日発売)
3.99
  • (261)
  • (217)
  • (233)
  • (11)
  • (4)
本棚登録 : 2669
感想 : 173
4

第4巻は、かなり文学的な、じっくり読める内容。それにしても、よくずっーと高揚した物語が続くものだ。だが、アリューシャの影が薄い。12歳?のコーリャだってほとんど大人と変わらないぐらい心を顕にしてるのに。後半のイワンも凄い。でも、賢く理性的だったはずのイワンもミーチャと凄く似てきた。カラマゾフ家ののろわれているのか。
すべてが繊細すぎ、すぐ傷つく。そして、この物語の背景に神キリストが居る。この世界を支配している。それが我々には分からない理由の大半を占めるのかもしれない。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2022年8月11日
読了日 : 2022年8月11日
本棚登録日 : 2022年8月11日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする