常識の壁をこえて…こころのフレームを変えるマーケティング哲学

  • 阪急コミュニケーションズ (2005年4月28日発売)
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実に六二%の方が年収三百万円以下なのですね。

でも平均ってなんでしょうか?

この平均年収というものこそ、常識の壁に他ならず、自分のもつ能力を壁の中に封じ込んで飼い殺しにするものです。9

僕は、その時、「この人は、自分で自分の能力を去勢していることに気づいてない」と感じました。
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専門知識をただで与えてしまえば売り物にできない。66

「他人のために時間を割いてやったら、金を請求しろ」

ただで話を聞こうとする人とはランチにもつきあわない。時間を割いた以上は、金を請求する。67
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友人たちは最後までやり通した。毎日同じ時間に店に出てきて、同じことを繰り返した。110

ねばり強くセールスを続ければ、やがてその忍耐と継続が報われると信じて疑わなかった。ただひたすら頑張り続ければ、相手の気持ちを変えられると思っていたのだ。

有能なセールスマンは、なるべく早く「イエス」か「ノー」の答えを引き出して、見込みのない相手にはさっと見切りをつける。111
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食べるのも、話すのも、車を運転するのも、眠りにつくのも速い。132

成功者に共通するのは、行く手を妨げるあらゆるものに対するいらだちと寛容のなさだ。

ほとんどの人は、必要以上にゆっくりしすぎている。133
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核となる顧客と継続的な関係を結べる人のほうが、能力もビジネスのテクニックもはるかに優れているのではないか。

ほとんどの経営者は、新規顧客の数にばかり目が向いて、リピーター確保の重要性をすっかり忘れている。

売り上げ、市場シェア、収益などでわかるのは現在のことだ。未来のことはわからない。しかし、顧客ロイヤルティを基準に考えれば未来が予測できる。

ホテルが顧客を満足させているかどうかを正確に描き出す数字はリピーター客の数だけだ。186
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感想投稿日 : 2014年11月7日
読了日 : -
本棚登録日 : 2014年11月7日

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