ご存知がばいばあちゃん、の、「愛蔵版」。愛蔵版ってなにかと思えば、子供にも読みやすい文体と内容にしてある、というかんじです。本家本元の「佐賀のがばいばあちゃん」もまだ未読だったので、これではじめて島田洋七さんの幼少話を読んだのですが、わかりやすくて良かったです。おばあちゃんのところで暮らすことになった背景や、おばあちゃんの人柄、まっすぐにたくましく生きるアキヒロ少年の姿などを知ることができます。小学校中・高学年の子にちょうどいいんじゃないかな。第五章の「運動会とお弁当」が良かったなぁ。こういう嘘はいいね。人を幸せにするための嘘ってあるよ。うんうん。5年生の息子に音読させたら、ちょっと感動して声が詰まってました(o^艸^)
おかあさんが大好きな子供たち、モノにあふれてちょっと贅沢な今のこどもたち、これ、読んでほしいなあ。見栄もてらいもないおばあちゃんの生き方、かっこいい。ちょっと、若草物語のお母さんを思い出した。貧乏でも豊かに生きることはできる。自分の貧しい部分を言い当てられたようで、ちょっと恥ずかしくなってしまうような。私はまだまだだなあ。そう思うことができただけでも、これを読んでよかったな とおもいました。本家の小説も読まなきゃ!
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
のんふぃくしょん
- 感想投稿日 : 2007年10月30日
- 読了日 : 2007年10月30日
- 本棚登録日 : 2007年10月30日
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