はじめてやわ!
労働組合と会社の交渉の小説なんか!
更に、交渉ごとを関西弁でやるんで、激しいし、面白い!
塩田さんの描く小説は、関西弁が生きているけど、関西出身だけやなくて、高校の時、漫才もしてたんや!
激しく納得!
深夜手当なんか、法律通りにしかくれてへんし、羨ましい感じするけど、毎日、そんなんしてたら、しんどいか…
前の会社は、組合あっても御用組合、今は、ないし…まぁ、自身がそう労働組合とかに興味ないし、あんまりなら、辞めるぐらいの帰属意識しかないんで、今まで何してるんか知らんかったけど、頑張ってはる!
特に、一般企業やなく、新聞社が舞台やから、更にこの辺の交渉は激しくなるんやな。
でも、根底になくてはならないのは、双方の信頼感。
なので、「ともに……」ってタイトルにあるんかな。
「敵は倒すためにあるんやない。歩み寄るためや。」やね。
新聞人としての誇りもあるんやろな。上方新聞への愛着も。
ないしな〜その愛着…
ええことでは、ないんやろうけど…と言ってても、別に変える気もないし。
とはいえ、こんな激しい交渉乗り越えたら、やり遂げた感も半端やないし、更に、彼女絡んだら、達成感でいっぱいで良い感じ!
「食べてるときが一番幸せ」
「それ、まぁまぁ寂しいで」
「みんな大人になるんが嫌なんは、忘れたらあかん事情が増えていくからかもしれん。でも、だからこそ人の気持ちが分かるようになる。年取るごとに賢なったように錯覚してまうけど、犠牲の上に成り立つ学習を繰り返してるだけやったら、結局アホやと思わへんか?」
- 感想投稿日 : 2023年4月29日
- 読了日 : 2023年4月29日
- 本棚登録日 : 2023年4月29日
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