死者の書・口ぶえ (岩波文庫) (岩波文庫 緑 186-2)

著者 :
  • 岩波書店 (2010年5月15日発売)
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本棚登録 : 577
感想 : 44
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前知識ゼロで購入した本書。
音の文章表現に惹かれたのだけど、歴史小説として(黒岩重吾作品以来)、この時代設定は大変好みなので、心躍らせながら読み進めた。

何度か「ぬぬ、これはひょっとしてひょっとするのか」などと思いつつ、『死者の書』を読み終え、『口ぶえ』にいたってそれは確信に。

BLだったでござる。

特に否定はしないけど、ただちょっとびっくりした。けっこう露骨なので。
『口ぶえ』の情景描写はとても素晴らしく、R.カーバーやC.マッカラーズの作品を彷彿とさせる。
解説を読むと民族学的に読むのが正解のようだけど。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 日本文学
感想投稿日 : 2014年4月11日
読了日 : 2014年3月26日
本棚登録日 : 2014年3月26日

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