ノーベル賞作家カズオ・イシグロの代表作。
感情の描写が直接的じゃなくて、わかりにくい部分もあるけどその分情景の描写が丁寧。
必要以上に何かを書こうとせず、何気ない日常の出来事やそのシーンを克明に描いてそこに何かを語らせる。
どちらかと言えば小説というより、映画などの映像作品に近いのかも、と思った。
悲しいし、切ないけれど、読み進めていく中で自分の心の中が静かになっていく感じがした。雨の日、家に篭っている時に読みたい本。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2023年5月16日
- 読了日 : 2023年5月16日
- 本棚登録日 : 2023年5月16日
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