死ぬ瞬間と死後の生 (中公文庫 キ 5-2)

  • 中央公論新社 (2001年6月1日発売)
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感想 : 25

知識は役に立つがそれだけでは誰も救うことはできない。治療の見込みがないと思われていた分裂病患者たちの94パーセントを退院させることができたという記述に目を見張った。わたしはキューブラーロスさんの言葉ひとつひとつに、身体を揺さぶられる。わたしは愛を与える力が少ないのではないか、これはどういうことだろう、人として生きていくにはやはり、、、などと考えてしまう。
まず、自分の肉体、感情、知性、霊的、その四つの調和が必要だという記述には、当然と思う反面、では調和がとれているかというと、うーむと唸ってしまう。
その四つが調和を保つためにはどうしたら良いのか?それは、自分の存在を受け入れ愛する、自然な感情に蓋をせず表に出して人と分かち合う、そして人を無条件に愛する、ということ。
この先の自分を支えていく考えに触れた。読んで良かった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2017年3月9日
読了日 : 2017年3月9日
本棚登録日 : 2017年2月10日

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