映画ノベライズ DEATH NOTE Light up the NEW world (JUMP j BOOKS)

  • 集英社 (2016年10月24日発売)
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本棚登録 : 39
感想 : 3
3

前作までのデスノートは、漫画も映画も小説も大好きでした。
まさか続編が出るとは思っておらず、ずっと気になっていたところ、偶然ノベライズを発見。
なかなか映画は観に行けなかったので、これは嬉しい。
舞台は、キラ事件のあった約10年後。
知っている人物がちらほら登場して、懐かしい気持ちになりました。

デスノートに死神。
すべての常識を覆すような、圧倒的な存在ですね。
それ故慎重に扱わないと、物語内のパワーバランスが崩れてしまう。今作は短い物語ということもあってか、比較的すべてが軽めに描かれていたような気がします。
ただ、根底にある哲学思想とも言える、「犯罪者は殺されて然るべきか」との問いかけは、答えが出ないまま巡り巡って人の心に影を落としますね。

凶悪な犯罪者にも家族がいて凶悪ではない一面もきっとあって、それでもなお被害者からは許しがたい存在である犯罪者。
彼らの、そして世界の行く末が明るいものであってほしいと思いながらも、少し暗澹とした気持ちになりました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ライトノベル
感想投稿日 : 2016年11月23日
読了日 : 2016年11月23日
本棚登録日 : 2016年11月23日

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