もしもぼくのせいがのびたら

  • こぐま社 (2010年11月1日発売)
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本棚登録 : 204
感想 : 19
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1980年初版本の、改訂新版。絵は全部差し替え、文は一部わかりやすくなるよう手直し。

絵は元気な青色をベースに色彩感を強く出している。また背景もかなり描き入れてある。

こぐま社のカタログで見つけ、購入。
本に入っていたカードに寄せられた作者の言によると、初版を描いてすぐの時点で、絵に元気が足りない事を感じていたが、その当時の自分にはそれが限界であった。今回こぐま社から改訂版の話が来たので、今出来る限りに元気に描いてみたものである。との事。

もちろん作者は、今のものが言いと思っているわけだけれど、初版のちょっと物悲しいような絵も、成長期にあるこどものちょっと不安定な心を表しているようで、それもまた深みがあっていい。
改訂版では素直な元気一辺倒なしあがりになっている。
(2010.12.31)

読書状況:未設定 公開設定:公開
カテゴリ: 3才
感想投稿日 : 2011年1月1日
本棚登録日 : 2010年12月31日

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