キヨって絶対智紀好きだよね、智紀もまんざらじゃなさそうだよね、あースピンオフ見たいなぁって心の片隅で思ってたら来た!さすが分かってらっしゃる。
これシリーズの中では番外編に当たるのかもしれないけど1番好きかも?
本編は芽吹と兵頭の掛け合いが面白いのですが、キヨは無口。その無口なキヨと狂犬チワワ智紀のやりとりもまた違う趣きでよかった。
最後、あぁよかった…幸せ…かわいい…って涙出て
萌えてほんわかしても涙まで出ることってそんなないよ、って思いつつ読み終えブックカバーを外そうとしたら最初のページの池田さんの言葉が目に入ってきてまた涙がぶわっと出ました。つながってるんですね。
読後も何日かはこの最初と最後のマックのくだりを思い出しては、池田さん…キヨよかったね…今は智紀がいてくれるんだって胸がいっぱいでした。
池田さんは傍から見たらみじめな人生かもしれませんが、最後こうやって人を想っていたのなら、そしてその人が忘れずにいてくれるんだから幸せだったんだと思いたい。
無口でのほーんとしてそうなキヨにこんな隠れた物語があったんですね。
素敵なお話でした。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
榎田ユウリ/榎田尤利
- 感想投稿日 : 2021年10月28日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2021年10月4日
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