この話は脳死判定をされかかりながら命をとりとめた相馬克己、という男の人の話です。
克己は命を取り留めたのだけれど、その代わり、記憶という記憶を全て失ってしまっていた。
出だしは膵臓癌でなくなってしまった彼の母親の手紙から始まります。
最初は「???」がいっぱいで、何がなんだかわからないんですけど。
読み進めていくうちに、まず彼のおかれている現状がわかるようになって、それから、彼の失った記憶についてのなぞがどんどん明らかになっていく……。
んだけど。
一瞬、本の残りの厚さを見て、一瞬、本を投げ出そうかと思ったよ。
厚みに嫌になったのではなく、このまま終わるんだったら読みたくない、と思ったからなのだけど。
で、結局。
終わり方としては……ちょっと若干……えぇーっ!! ってな部分が相当に残ります。
これだったら、先に読んだ(後で感想載せる)この人の本がよかったなぁ……と、個人的には思いました。
これってどうなんだろう……。
思い込みの激しい人っていやだよなぁ……。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説(日本)
- 感想投稿日 : 2016年1月28日
- 読了日 : 2006年5月28日
- 本棚登録日 : 2016年1月28日
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