エンドゲーム (1) (ディアプラス・コミックス)

著者 :
  • 新書館 (2010年7月30日発売)
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感想 : 49
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 主人公の男の子が、自分を養子として引き取ってくれた男の人に恋心を抱く話。

 主人公の男の子は、母一人・子一人の生活環境の中で、母親が亡くなり、施設に引き取られた後、現在の養父に引き取られた。
 彼は、施設にいた主人公・克哉の下に現れた絵描きの青年で、優しく克哉の話を聞いてくれていた。
 そのことから、青年・透に好意を抱いたまま大きくなった克哉だったけれど、そこに突然、実は母親の死が、ひき逃げの事故だったと話す男が現れる。

 という話でした。
 とはいえ、この巻ではあんまりそのひき逃げ部分がクローズアップされることはなくて、ただひたすら義父として振る舞ってくれる透に対して、恋愛感情を抱いてしまった克哉の苦悩がメインです。
 若いなあ……と思いながらも、そこで暴走することなく自分を制御できるのは最近のBLの特徴だなあ……と思っています。
 そういう意味では、痛い展開は少ないので、読みやすいかもしれません。

 若者の苦悩が読みたい方にはオススメします。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: コミックス(BL)
感想投稿日 : 2018年7月7日
読了日 : 2018年7月7日
本棚登録日 : 2018年7月7日

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