主人公の男の子が、自分を養子として引き取ってくれた男の人に恋心を抱く話。
主人公の男の子は、母一人・子一人の生活環境の中で、母親が亡くなり、施設に引き取られた後、現在の養父に引き取られた。
彼は、施設にいた主人公・克哉の下に現れた絵描きの青年で、優しく克哉の話を聞いてくれていた。
そのことから、青年・透に好意を抱いたまま大きくなった克哉だったけれど、そこに突然、実は母親の死が、ひき逃げの事故だったと話す男が現れる。
という話でした。
とはいえ、この巻ではあんまりそのひき逃げ部分がクローズアップされることはなくて、ただひたすら義父として振る舞ってくれる透に対して、恋愛感情を抱いてしまった克哉の苦悩がメインです。
若いなあ……と思いながらも、そこで暴走することなく自分を制御できるのは最近のBLの特徴だなあ……と思っています。
そういう意味では、痛い展開は少ないので、読みやすいかもしれません。
若者の苦悩が読みたい方にはオススメします。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
コミックス(BL)
- 感想投稿日 : 2018年7月7日
- 読了日 : 2018年7月7日
- 本棚登録日 : 2018年7月7日
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