友人と寝てはいけない (キャラ文庫)

著者 :
  • 徳間書店 (2012年8月25日発売)
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本棚登録 : 118
感想 : 19
3

思わずタイトル買いしてしまった作品
。学生時代からの友人でゲイ同士だけど、お互い恋愛対象ではない。朝まで飲み明かしたりするけど、旅行は一緒に行かない。深入りせず、利害関係は持ち込まず、楽しいところだけ共有してきた鮫島と美馬だったけれど、美馬の父親が倒れ実家の会社が傾いたことで親に泣きつかれ、渋々鮫島のコネクションに頼らざるを得なくなったことでふたりのパワーバランスに変化が訪れる。
ふたりの間に無用な貸し借りを作りたくない美馬は何か見返りを提供することを提案。金にも遊びにも仕事にも困っていない鮫島は必要ないと一笑に付すけれど、食い下がる美馬に『じゃあセックスしよう』と持ちかける。
お互いそういう色事とは最も遠い存在だった上に、攻×攻でどういうつもりだ?!と困惑するものの、鮫島の『どうせ無理だろ?』的な他意のない悪ふざけに、妙に負けん気を刺激されてしまった美馬が意地になって承諾したことでふたりの奇妙な取引が始まる。
単なる取引と割りきってはいるものの、今まで目にしたことがない相手のセクシャルな一面を目にしてどんどんドツボにはまっていく美馬と相変わらず飄々として真意が見えない鮫島。美馬はどんどん恋愛モードに突入していくのがわかりやすかったけど、鮫島はかなり終盤まで何だかよくわかんなかったな。
でもお互いに恋愛感情を認めあってからの、鮫島のグイグイいく感じは結構よかった☆
決してつまらなかったとかじゃないけど、総じて普通。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 同級生・幼馴染
感想投稿日 : 2012年11月13日
読了日 : 2012年11月13日
本棚登録日 : 2012年11月13日

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