パレスチナ〔新版〕 (岩波新書 新赤版 784)

著者 :
  • 岩波書店 (2002年5月20日発売)
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19世紀末のシオニズム運動(パレスチナの地にユダヤ人国家を建設する)から、現代(ただし、2002年まで)に至るまでのパレスチナの歴史が描かれる。しかし、これを読む限りでは、それはイスラエルによる徹底したパレスチナ人の追放と殺戮、弾圧の歴史であったことになる。ナチスによって抹殺されようとしたユダヤ人が、それと同じことをパレスチナ人にしているのだ。また、ユダヤ人の定義もきわめて曖昧であることもよくわかるし、そのことはイスラエルにとってのジレンマでもあったのである。今朝の新聞も、なおガザへの空爆を報じていた。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ☆社会
感想投稿日 : 2013年9月25日
読了日 : 2012年11月16日
本棚登録日 : 2013年9月25日

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