世界観に入り込むのがとても大変な本で小学生までの話だけで二ヶ月かかってしまった。
ここまでは登場人物も多く一つ一つの話の関連性もまったくみえてこないので読み進めるのに本当に苦労した。
しかし中学生の章から隼子に少しずつぼやけていた物語の焦点が合ってくると途端に面白くなり、忙しい中でも三日で読み終えてしまった。
作中でもあるとおりとにかく中盤の中学三年生に時の物語の密度がとても濃く、序盤と終盤はこの中盤を最大限に活かすためだと思える。
小山内先生が魅力的で彼女と河村の美術室でのやりとりや隼子との卒業前の会話などが好き。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2016年12月2日
- 読了日 : 2016年12月2日
- 本棚登録日 : 2016年10月7日
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