結末を知っているけど、読み進める手が止まらない。
ヘンリー8世といえば6人の妻。
長年連れ添った1人目の妻は強引に婚姻無効、2人は処刑、1人は産褥死...というように何人もの王妃が気の毒な結末を迎えている。
中でもアン・ブーリンは有名だが、妾に留まった妹メアリーの時点で物語が始まる。
国王の機嫌に全てが左右され、一族のために駒になる。王妃も貴族も楽な人生じゃないなぁ。
王妃の蔑まれても表向きは毅然として冷静な態度と、アンの異常とも思える気性の激しさとしたたかさの対比がすごい。
ヘンリー8世は太ってこちらを向いた肖像画が有名だけど、こんなおじさんに振り回される女性達、命を散らす女性達が本当に気の毒だ。
ナタリーポートマンはアンにぴったりだと思う。
綺麗で自信にあふれ、強く賢そうなところが。
スカーレットヨハンソンはメアリーには少し強すぎるかな。ぼんやり感が足りない。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2021年4月27日
- 読了日 : 2021年4月27日
- 本棚登録日 : 2021年4月21日
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