「こっこ」と呼ばれている琴子は、大阪の下町に住む小学3年生。
祖父母、両親、三つ子の姉と 8人家族で狭い公団住宅に円卓を囲んで暮らしているのだけれど、平凡で普通の日常に飽き飽きしている。
ものもらいになった友だちをうらやましいと思い(この心境、分かる、私もそんな小学生で、眼帯デビューした日に、ようやく体験してみて、不自由さをしったので)、吃音の幼なじみのぽっさんの話し方をカッコイイと考えてしまったり、友達の不整脈をこれまたうらやましいとも思ったり、人と違うことに憧れてしまう。
少女の心の揺れうごきをユーモラスに描いているので、何度も、笑いをこらえながら読めた。
読書状況:読み終わった
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著者 ナ行
- 感想投稿日 : 2011年7月5日
- 読了日 : 2011年7月5日
- 本棚登録日 : 2011年7月5日
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