著者の作品はミステリーには違いないが、作品毎に作風が違ってとても面白い。今回も連続殺人もののミステリーではあるが、川崎の武蔵小杉をイメージした新興都市に住む雑多な人々の、時には切なく、時にはハートウォーミングな日常を過不足なく描きながら、そこに住み市民ミュージカルに必死に取り組み女子高生の成長物語が軸になっている。少し物足りなさも感じるものの不思議にページが進んでしまう小説。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2020年1月24日
- 読了日 : 2020年1月23日
- 本棚登録日 : 2020年1月17日
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