貧乏人の経済学――もういちど貧困問題を根っこから考える

  • みすず書房 (2012年4月3日発売)
4.09
  • (100)
  • (108)
  • (48)
  • (13)
  • (1)
本棚登録 : 1932
感想 : 111
5

大分前に、あまり中身を確認せずに、貧乏人の面白おかしい話と勘違いして買った。読み始めて、しまった、と思ったけど、これが面白かった。

著者は、貧困の現場で、いかに実効性のある対策プログラムを開発するかというお仕事をされている人たち。

ばらまけばよいというものではなく、人々をいかに動機づけるか、ということが問題になってくるという面は、少し、経営などの問題とも似ていると感じる。

貧困と聞くと、またかわいそうなアレとかやるせないアレを聞かされるのじゃないか、と身構えてしまっていたのだけど、僕は、貧困に対するという事がどういう事なのか、実は全くわかっていなかった。これは予想以上にサイエンスだ、と思った。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2012年11月5日
読了日 : 2012年11月5日
本棚登録日 : 2012年11月4日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする