米軍が恐れた「卑怯な日本軍」 帝国陸軍戦法マニュアルのすべて

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  • 文藝春秋 (2012年7月20日発売)
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●:引用、→:引用

●『卑怯な日本軍』はこの他の例として、「ニューギニアで、日本兵の一群が英語で『降参だ』とさけんだが、捕虜とするために接近した連合軍を激しく射撃した」、「サイパンではトンネルに隠れていた日本兵が降参するふりをして出てきて、我が軍の兵士に発砲した」などが挙げる。(略)そこで『卑怯な日本軍』は解決策として、「降伏を申し出る日本兵に、近づくのを許す前に裸になるように強く指示せよ(略)」という慎重な支持をあたえている。我々は大戦の記録映像の中に、裸で降伏してくる日本兵の姿をみることがあるが、それはこうした米軍上層部の指示によってなされたことである。
→同じように大戦の映像で洞窟に火炎放射する米軍を見るとき、非人道的と感じていたが、それもこうした理由によるものなのだろう。

→死んだふりをする日本兵。そんなバカなと思ったが、昔テレビで見た映画「海軍特別少年兵」では、死体の中で失神していた少年兵が(意識を取り戻し)米兵に助けられるが、「アイアム・ジャパネーズ・ソルジャー」といって米兵に突撃し、射殺されるシーンがあったのを思い出した。

→そもそも戦争に卑怯も、何もあったものではないと思うだが。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 2012年に読んだ本
感想投稿日 : 2012年11月11日
読了日 : 2012年9月12日
本棚登録日 : 2012年11月11日

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