前作の主人公舞田ひとみが他校の仲間たちと交流を深めながら様々な事件の謎に立ち向かう物語。
前作に比べて短編集としての色が強い。章同士の繋がりが薄いと感じた。
前作では推理の主体は叔父さんの歳三であり、ひとみの言動からヒントを得て事件を解決するというものだった。これに対して、今作ではひとみが中心となって、仲間たちや叔父さんの力を借りながら事件の謎を推理する。この点、小学生だったときからの成長?が伺えて面白い。
ひとみたちがケンカするみたいなシリアス展開は苦手だが、そういうのもなく雰囲気がいい。軽く読めるのが良いところ。大きな驚きはなかったが、どの謎も一定のクオリティを保っている。
一番好きなシーンは誘拐された男の子が電話でメッセージを伝えようとした場面。賢いなあと関心してしまった。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ミステリ小説
- 感想投稿日 : 2022年7月23日
- 読了日 : 2022年7月22日
- 本棚登録日 : 2022年7月17日
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