ソウルケイジ (光文社文庫 ほ 4-3)

著者 :
  • 光文社 (2009年10月8日発売)
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本棚登録 : 9841
感想 : 799
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ドラマがおもしろかったから読んでみよう第2段。
やっぱりなんか、薄いなあと思う。いままで読んでいたものがけっこう濃いめのやつだったから、なおのことそう思えてしまうんだろうけど、でもやっぱりなんかイメージが軽い。胸やけせずに読める点はいいと思うけど。
今回は姫川と日下が主に書かれてあって、被害者犯人は二の次な感じがなんだかなあと。別に二の次とかじゃないのかもしれないけど、もう少し書き込みがほしかった。知りたいひとの描写が薄いとどうも上っ面だけで読んでしまうなあと。どうしてもそこがなんだかなあと思ってしまう。
やっぱり文章より映像が似合う、なんだかよくわからんシリーズだと思った。
あと姫川と菊田の関係、あれなんかすごく冷めた。扱っている題材が重たい(というかやっぱりグロテスクなんだけど)のに、ああやって恋愛要素を入れられると、どうもだめだ。

(438P)

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 作者:は行
感想投稿日 : 2012年10月24日
読了日 : 2012年10月24日
本棚登録日 : 2012年10月24日

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