拉致された友人を救うべく、美人科学者と共に暗号を解きながらの逃亡劇は毎度おなじみ。ラングドン教授は恐ろしいほど知恵が回る入れ墨の男と、CIAを出し抜くことができるのか。
閉所恐怖症のラングドンにとって極限状態にまで追いつめられるシーンが白眉。そして、思いもよらない大どんでん返し。さすがに「ヤラレタ」と思いましたね。
フリーメイソンと純粋知性科学の絡みがもう少し突っ込んで書かれていたらもっと面白かったのに、と思ったけど、十分に面白かった。連邦議会場の地下迷宮はウンベルト・エーコの『薔薇の名前』を彷彿とさせる。かなり意識したんじゃないかな?
一件落着したあとがちよっと蛇足気味。陰謀論やフリーメイソンが好きな方には超おススメです。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
海外小説 エンタテインメント
- 感想投稿日 : 2019年7月26日
- 読了日 : 2019年7月26日
- 本棚登録日 : 2019年7月26日
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