四つの短編からなるFour past midnightの後半2編「図書館警察」と「サン・ドッグ」を収録。
「図書館で借りた本をきちんと返さないと子供たちを懲らしめに来る恐ろしい警察官」というアメリカの都市伝説を素材にした恐怖小説。中篇ながら、ロマンスあり友情あり、泣かせて怖がられてくれるお得感満載の一編です。長編でない分、無駄な描写がないのでキングの魅力がぎゅっと凝縮された感じ。
「サン・ドッグ」は長編「ニードフル・ジングス」に繋がるキャッスルロックを舞台にした怪異譚。これを読んだので「ニードフル・シングス」を読まないわけにはいかなくなってしまった。
キングの入門編としてはお手ごろなのではないかと思いますヨ!
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
海外小説 エンタテインメント
- 感想投稿日 : 2008年8月19日
- 読了日 : 2011年8月17日
- 本棚登録日 : 2008年8月19日
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