何回か日記とかで書いちゃってる気がしますが、サーク人の支配に翻意を抱いている司政官テレンスがサーク人の令嬢と同じ車に乗り合わせる羽目になって、そこで「彼女の唇を奪うことが最高の反乱行為だ」とひらめいて無理やり唇を奪うのですが、そのシーンが今まで生きてきて最もエロチシズムを感じたシーンでした……! テレンスは小汚い中年のオヤジのイメージだったんですが、読み返したら意外とかっこよい感じでびっくりした。テレンスの反乱願望って、正しいようでいてものすごくいびつなものですよね。結局は抑圧されていたことへの単なる復讐に過ぎないな、と。けれどあのシーンは死ぬまで忘れられないシーンです。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
エロス
- 感想投稿日 : 2008年1月27日
- 読了日 : 2008年1月27日
- 本棚登録日 : 2008年1月27日
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