繭子は自分で産んだ子どもを、同じ日に産まれた郁絵の子どもと取り替えてしまう。
繭子は事実を隠したまま、郁絵は我が子を取り替えるられたとは知らず4年がすぎた。
あるきっかけにより取り違えが発覚。
郁絵の「残念だったね」一言がきっかけだった。
繭子は分娩に時間がかかり自然分娩から帝王切開になったのだった。
一方郁絵は45時間以上の陣痛に耐え、出血多量になりながらも自然分娩で出産。
繭子は我が子をこんな自分が育てたら不幸、我が子には幸せになってほしいと取り替えてしまう。
第一章は繭子、第二章は郁絵の目線
どちらの母の気持ちもわかるだけに辛い。
できればこのままバレずに…バレても繭子の仕業とバレないように…そして子どもたちが傷つかないように…
この2人の子どもたちはどのように育つのか気になる。その後の繭子も気になる。みんな幸せになっていてほしい。
自然分娩と帝王切開、子どもを産むことに違いはないのに、面倒くさいこと言う人たちがいるおかげで
翻弄されてしまう母たちがいるんだよね。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
芦沢央
- 感想投稿日 : 2023年3月10日
- 読了日 : 2023年3月10日
- 本棚登録日 : 2023年2月18日
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