型にはまらなすぎる・・愛の物語・・・6短編。
■「夜を想う人」
うーん、与田(男性)は結局自由を求めていて、そういった作者(男性)の潜在意識が物語になった感じー?。
■「二人のプール」
登場人物に一番共感できなかった物語。
話の素材は面白くて、物語としてこの先どうなるの?と、どんどんページが進んだものの・・・最後のオチで肩透かし。
■「河底の人」
あるわだかまりで女性のもとを去っていった男性と、その男性のことを忘れられない女性の再会。
これは現実にもありそう。
一途な愛とも言えるし、自分の気持ちしか考えていない愛とも言えるし、受入れられずにいる終わった愛とも言えるし・・・・・。
■「わたしのリッチ」
あかんあかん、そんな男とは別れなあかん・・・
と、当人でなければ言うでしょう。
■「傷痕」
自分の妄想を愛してしまったのでしょうか・・・
未知の世界が妄想を増長させるのでしょうなー
■「星と泥棒」
この話が一番好きかな。
愛する心を抑えるのは難しい・・。相手のことを思いやっているつもりでも、他の人を傷つけているかもしれない。
みんな苦しんだ愛だけど、それが「愛」だけに否定できない。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
白石一文
- 感想投稿日 : 2017年8月25日
- 読了日 : 2017年8月22日
- 本棚登録日 : 2017年8月22日
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