建築家、ウィリアム・メレル・ヴォーリズの日本に来てからの人生をヴォーリズ氏の一人称で物語れている。一人称で書かれているところからして、かなり詳細な取材を行って書かれたんだろうなと思いました。
若い建築家として、満喜子夫人との馴れ初めや日本で精力的に活躍した話は半分くらい、実業家としての近江兄弟社の経営者が2割、残りが戦争から戦後の日本人としての生き方、考え方、昭和天皇への思いなど。どこまでも深く深く、日本、近江八幡を愛し、日本とアメリカに大きな屋根をかけた人の話。
その愛情と日本に愛された姿には感動しました。
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- 感想投稿日 : 2024年3月19日
- 読了日 : 2024年3月19日
- 本棚登録日 : 2024年3月19日
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