「趣味を持つ女」
女は最近ある趣味を持ちはじめた。招かれてもいない他人の葬式に出席し、故人にゆかりがある物を遺体といっしょに勝手に納棺すること。これ、なんとも変わった、一見たわいもない趣味のようなのだが・・・。
物語の最後のひと言で、いっぺんに謎が解けるそして、冷たい戦慄が背中を走る。そんなの書かせたら阿刀田先生の右に出る者はいないね(他の短編集からだが、「ナポレオン狂」、「来訪者」、「迷路」・・・)。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ミステリー・サスペンス
- 感想投稿日 : 2018年9月24日
- 読了日 : 2018年1月3日
- 本棚登録日 : 2018年1月3日
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