白洲正子のエッセイ読んでたら出てきたので久々の再読。ノルウェーの大自然の描写に始まり、序盤は男性からみたらセラフィタ(女性)、女性からみたらセラフィトゥス(男性)という謎の両性具有ぽい人物が描かれているのだけれど、途中から延々スウェーデンボルグの話になり、さらにセラフィタ=セラフィトゥスが延々、神秘主義の自説を述べだし、正直イライラというか退屈な面も。いやたまにハッとするような真理的発言もあるのだけれど、なんか基本的には胡散臭い宗教の勧誘受けてる感覚に近かったです(苦笑)
セラフィタ=セラフィトゥスに恋する二人、女性のミンナのほうは純真無垢って感じでまだ憎めないけれど、男性ウィルフリッドの意見は途中までずっと「お前、俺の女になれ(※超意訳)」の一点張りでこれまたゲンナリ(苦笑)
でもラストの超越っぷりはやっぱりすごい。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
★フランス 他
- 感想投稿日 : 2015年8月17日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2012年9月3日
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