老いの道づれ: 二人で歩いた五十年 (ちくま文庫 さ 30-5)

著者 :
  • 筑摩書房 (2014年11月10日発売)
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本棚登録 : 65
感想 : 7
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職場の同僚よりのお薦め本。役柄も凛とした役の多い女優さんでした。家庭を大事にするがために撮影が終われば飛んで帰る人。何故かといえば旦那様のご飯を作るため。生活のために女優を生業とされますがすべては旦那様との生活を大切にしているから。旦那様との思い出のエッセイで晩年、旦那様と思い出を代わりばんこに綴ろうと約束し一つ目の文を書いて逝ってしまった後、著者が思い出を一人紡いでいく。生き方がそのまま表れている凛とした文章でした。それだけに読み終えた読後感が切ないです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 沢村貞子
感想投稿日 : 2020年11月28日
読了日 : 2020年11月28日
本棚登録日 : 2020年11月28日

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