今回のくらましの依頼主は、老中。老中の命を懸けた思いをかなえることができるのか、くらまし屋シリーズ第5弾。
今回のくらまし屋のミッションは、今まで以上にスケールが大きくなり、闇の集団やお庭番、道中奉行に凄腕の殺し屋まで一癖も二癖もある人物たちが次々と登場し、いやが応にも物語が盛り上がっていく展開でした。
時代劇のあらゆる醍醐味が詰まっている中に、人を思う心の強さも描かれていて、クライマックスでは涙を禁じえませんでした。
同作者の「羽州ぼろ鳶組」シリーズとのつながりも所々に差し込まれ、そちらの楽しみも味わうことができました。
次巻も目が離せない展開です。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
時代小説・歴史小説
- 感想投稿日 : 2019年8月24日
- 読了日 : 2019年8月24日
- 本棚登録日 : 2019年8月24日
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