いしいしんじをしばらく読んでなかった。とても好きな作家なのにどうしてかわからない。多分大好きだけど、いしいしんじの世界にあるやさしさみたいな、なんだか澄んだ心みたいなものがとても切なく思える事があるからだと思う。どんな気持ちでこの人は物語を書くのだろう。子供の頃読んだ、いつまでも記憶に残る様な素敵な童話、そしてその先にある物を書き続けている作家だと思う。そう思うとこの「トリツカレ男」はその童話のひとつと言えるかもしれない。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2017年10月23日
- 読了日 : 2017年10月23日
- 本棚登録日 : 2017年10月23日
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