殺人出産

著者 :
  • 講談社 (2014年7月16日発売)
3.34
  • (72)
  • (226)
  • (281)
  • (83)
  • (25)
本棚登録 : 2083
感想 : 331

「100年前には殺人はまったく違う意味を持っていました。だから、100年後にはどうなっているかわからないと思います」
(育子)

タイトルが前々から気になっていた本。
内容はすごいブラックなんだけど何故か引きこまれる4つの短編。

[殺人出産]…人工子宮というものがあり男性も出産できる世界。10人子供を産んだら1人殺しても良いとされる。
[トリプル]…3人で1組の恋人関係。男2人と女1人だったり、その逆もあり。また性別関係なく同性3人の組み合わせも。
[清潔な結婚]…性別のない結婚生活。
[余命]…“寿命”というものがなくなり自分の好きな時に好きな死に方をする。

こんな事はないだろう…と思うが何年後には誰かが始めて最初は周りから否定されると思うが、更に何十年後かには当たり前に受け入れられているのかもしれない。怖い。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2017年10月12日
読了日 : 2017年10月12日
本棚登録日 : 2017年10月12日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする