この本はタイトルだけ眺めると「トンデモ本」のように見えますが、既存のメディアが恐らく知っていながら流していない情報を、この本の著者である内海氏は十分に調査した上で書かれていると思います。
最初は彼の専門分野である医療について、彼が把握している真実と世間に伝わっている内容が異なることから、他の分野へも興味をもたれたのかもしれません。
私がこの本を面白いと思ったのは、今まで私が読んできた本で見かけましたが、単に表面的な部分・表に出ている企業の振る舞いを述べるだけでなく、それがなぜ行われているのかという部分にまで踏み込まれて書かれている点です。
今回私は内海さんの本を初めて読みましたが、今後は彼の他の著作さらには類書を通して、本当の姿は何なのかを自分なりに理解していきたいと思いました。
以下は気になったポイントです。
・ロスチャイルド家は、数多くの企業や資本家に支援を行ってきた。ロックフェラー一族(議論するまでもなく、ロスチャイルドが上)、デビアス、JPモルガン、更には、ジョージソロス、グリーンスパンらと共に暗躍している(p33、39)
・ユダヤ人には、ノアの箱船で知られるノアの三人の息子(セム、ハム、ヤペテ)が、それぞれの宗教の開祖となった。セム・ハム系は、アラブ・アフリカ系で現在では、スファラディーと呼び、イスラエルとアラブが争うことを望んでいない(p42)
・ユダヤ人のシンボルとされている六ぼう星(ダビデの星)は、数秘学のカバラに基づいている。上向き三角形が、能動・男性・陽を表し、下向き三角が、受動・女性・陰を表す。この考え方は中国の陰陽五行論に近い(p43)
・シオンの議定書(24の議定)を見てみると、100年以上も前に書かれたものであるが、今の世界にあてはまると思われる(p55)
・13血族として、ロスチャイルド家などがあげられるが、彼らは会社では部長クラス、その上の取締役クラスは、ハプスブルク家を代表とする中世貴族まで遡る必要がある(p76)
・米国政府にドルを発行する権利はない、この権利を取り戻そうとして暗殺されたのが、16代リンカーン、35代ケネディ大統領である、ガダフィ大佐も同じ理由(p85)
・ひとつだけ確実なのは、この世にはウソしか存在していない、本当に非現実的な世界(p87)
・私たちが対象としている自然科学は、観測可能な対象、プロセスを扱うというもの。証明できるもの、100%因果関係がはっきりしているものを扱う(p93)
・実は、大地震というのは「なぜか」土日や祝日など、株式市場が休みのとき(株式売買に日本が参加できないとき)に起こることが圧倒的に多い(p99,100)
・サンフランシスコ、ロサンゼルス、阪神大震災、湾岸戦争は、117という数字の日に起きている。カバラで、1+17=11+7=6+6+6=18という数字になる(p101)
・911米国テロ事件、阪神大震災、東日本大震災は、全て46分に起きている。人類の染色体が46本、地球の寿命が46億年、東京スカイツリー:666メートル(地下32メートル合わせて)、日本の硬貨の合計は666円等、こうした偶然は、日常ほとんどすべてに介在している(p103)
・現代は、医者にかかればかかるほど死亡率が増え、治癒率が減る(p124)
・長州藩、薩摩藩にも、田布施という地名がある。小泉潤一郎の父(純也)も鹿児島の田布施出身、そこは朝鮮人居住区である。安倍普三も同様(p150)
・政治家は誰でも金まみれだが、経世会は早死にしているのに対して、清和会は皆長生きである(p152)
・創価学会の多くは、韓国・朝鮮系、創価学会と統一教会は密接な関係がある(p155)
・アフリカの知人たちは、ガダフィを「アフリカの英雄」と呼ぶが、そんな彼を「悪の枢軸」というのは、米国・欧州やイスラエルに代表される「彼ら」に支配された国である(p157)
・島原の乱は、キリスト教が迫害された歴史ではない。キリスト教徒は日本人を売買しており、それを止めるためにキリスト教を排外せざるを得なかった(p176)
・関東軍の財源はアヘンに依存しており、アヘンの産地を求めるかのように、日中戦争の戦線は拡大している(p182)
・気をつけたい食の決まりとして、1)食品添加物はできる限避ける、2)無農薬野菜、3)質のよい、豚肉・鶏肉を中心、4)魚は、産地・青魚を重視する(p237)
2014年4月30日作成
- 感想投稿日 : 2014年4月30日
- 読了日 : 2014年4月30日
- 本棚登録日 : 2014年3月9日
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