逢沢りく 上 (文春文庫 ほ 22-1)

著者 :
  • 文藝春秋 (2016年9月2日発売)
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感想 : 21
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完璧な管理のもと育てられ、悲しくないのに泣くことができる、特別な存在のりくを、あくまで「普通〜」に受け入れる関西の人々。
母親の影響や刷り込みってすごいよなあと共感しつつ、まわりの環境が変われば、そちらのほうにも間違いなく影響される。
ラストはこう描くのね!という驚きもありつつ、多感な時期にたくさんの人とかかわることがどんなに素敵なことかと泣いてしまった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2022年8月14日
読了日 : 2022年8月14日
本棚登録日 : 2022年8月14日

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