不平等の再検討: 潜在能力と自由

  • 岩波書店 (1999年7月15日発売)
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感想 : 23
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法理学ゼミで読み込んだ。平等ってそもそも何?ってとこから平等を求める意義や本質に迫る。
 センの概念は大いに納得できるものがあり、これから社会を動かしていく上で活用できる部分は多いだろう。主に貧困対策に重点がありそうだが、私は職業選択の部分でも使えそうだと感じた。センは勇気が打ち砕かれていることが潜在能力がないことだと考えているから、例えば江戸時代のえた・ひにんなんかはそうだろうけど士農工商は当てはまるのか、現代では私の知り合いでは坊さんの家に生まれたら坊さんになるとか京都の旅館に生まれたら女将さんになるとかそういうのは勇気は打ち砕かれてないけど潜在能力は人より制限されていると思う。そういった観点で違和感のある部分は正していかなければならないのだろう。
 

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2016年1月27日
読了日 : 2016年1月27日
本棚登録日 : 2016年1月27日

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