ミ-ナの行進 (中公文庫 お 51-5)

著者 :
  • 中央公論新社 (2009年6月25日発売)
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感想 : 297
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小川洋子さん、好きなんです。声や語り口調、雰囲気。ラジオも必ず聴いています。小川洋子さんの存在自体は30年ほど前から知っていました。まだ世に出たとは言えない時期ではないでしょうか。当時、お付き合いしていた女性から高校の後輩が、文筆業をしていると聞いたのです。その人が小川洋子さんだと気づいたのは、その後です。この作品に登場する子供たちは、ほぼ私と同年代。芦屋周辺にも少々馴染みがあります。「ミュンヘンへの道」を必死に見ていた記憶、テレビの前でブルガリア戦を泣きながら見たことも思い出しました。優しい物語。随所随所に出てくる挿絵の色やデザインが素晴らしい。小川洋子さんの世界を満喫しました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2021年5月26日
読了日 : 2021年5月26日
本棚登録日 : 2021年1月9日

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