ムーアの法則という言葉を聞いたことがありますか?聞いたことがない人も、気にしなくても大丈夫です。本書の第一章で、わかりやすい解説があります。
ある特定分野の技術の革新は一定間隔で性能が倍増し、価格は下がっていく現実をムーアさんが発見し、それを「ムーアの法則」と呼ばれています。
本書は、この「ムーアの法則」スピードは衰えておらず、様々な分野の技術が融合をすることで、これからの10年間で世の中が劇的な変化を遂げ、迫ってきている現実をまとめてくれちゃった一冊になっています。
空想科学という言葉がぴったりな時代では、100年後の未来世界を描く設定で、その時代の科学技術からは実現不可能だけど、こんな未来になればいいなぁと自由な発想で未来への期待を語っていました。
本書を読むと、ドラえもんの「どこでもドア」なんて、遠い未来にできたらいいなぁという感覚を覆されます。もう10年後には「どこでもドア」あります。タケコプターあります。え〜〜〜〜本当!?(ドラえもんの道具に似たような世界が実現します)
10年後と言われると、多分まだ生きていて、元気に生活しているだろうなぁと思っている人は大勢いると思います。
私の好きな作家の一人、アーサー・C・クラークさんが示した第三法則の言葉を10年後にしみじみと実感するのかもしれないと思いました。
「十分に進歩した技術は、魔法と区別ができない」
私自身少なくとも、後10年はなんとか生き続けて、世界の変化を見てみたいと思いました。驚きの10年後の世界を本書で覗いて見てください。
こんな本との出会いがあるので、読書ってやめられないですね。
ワクワクする時間が過ごせました。
- 感想投稿日 : 2021年3月6日
- 読了日 : 2021年3月6日
- 本棚登録日 : 2021年1月17日
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