前作の「テレビ標本箱」と合わせて読んだ。
(というか、こっちはまだ読んでる途中だが。)
小田嶋さんのエッセイは面白い。
日経のネットのやつなどは、毎回うなるほど面白い。
で、期待してこのシリーズ2冊をAmazonで買ったんだが。
面白いし、ふむふむなるほど、と膝を打つところも多々ある。
でも、期待したほどではなかったです、正直。
というのも、昨今のテレビ番組に対して、
苛立ちと嫌悪、見下げた感じがまず先に立っている。
いや、それも、もっともなんだけど。
たとえば、ナンシー関が書いていた、テレビに関する文章は
苛立ちの中にも、
ちょっとした愛情と、偏った面白がり方と、
つまんないテレビ見てる自分まで含めて客観視する視点、
みたいなものがあって、
それが感動的なくらい面白かった。
小田嶋さんにも、それを期待したんだけど。
なんだろう、あと一息、笑えない感じがして。
テレビ業界が変わったから、というものあるのかもしれないですけどもね。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
新書
- 感想投稿日 : 2010年4月6日
- 読了日 : 2010年4月6日
- 本棚登録日 : 2010年4月6日
みんなの感想をみる