コンタミ 科学汚染

著者 :
  • 講談社 (2018年3月21日発売)
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本棚登録 : 187
感想 : 35
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『コンタミ』…科学汚染。

気鋭の生物学者・宇賀神の研究室で雑用係(?)としてこき使われている大学院生・圭は、宇賀神に連れられて「ニセ科学批判」の急先鋒・蓮見教授の元を訪れる。
宇賀神がフラれ続けている元同僚でライバル研究者・美冬が、こともあろうにニセ科学メーカーの研究室で働いているらしいと知った宇賀神の命令で、圭は行方不明になっている美冬を探すことに。
【神秘の深海パワーでガンも治る、放射能も除去出来る】として水や健康食品を製造販売するニセ科学メーカー〈VEDY〉。
美冬と〈VEDY〉の繋がりをたどるうちに、ニセ科学に翻弄される被害者、科学用語に騙されて善意で商品をPRしてしまう人々に出会い…


優れた研究者で合コン好きの俺様キャラ・宇賀神はなかなか良かったが、肝心の主役である圭が流されるままに動いているだけで、ぼんやり。

いかにしてうさんくさいニセ科学がはびこるのか、何故人は騙されるのか、という啓蒙小説のようだった。タイトルの『コンタミ』とは、内容が合っていない気がした。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 時代もの・平安〜江戸
感想投稿日 : 2021年6月3日
読了日 : 2021年5月16日
本棚登録日 : 2021年5月16日

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