秋期限定栗きんとん事件〈上〉 (創元推理文庫)

著者 :
  • 東京創元社 (2009年2月28日発売)
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感想 : 545
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小山内さんと距離を置いた小鳩君に、彼女が出来た。
そして小山内さんも、年下の男子から交際を申し込まれたらしい。
絵に描いたような、高校生の男女交際イベント。
けれど2人の住む町では、連続放火事件が。
ついつい、また謎解きで頭がいっぱいになりがちな小鳩君。
そして、間違いなく、既に何かに気付いてしまっている小山内さん…


『夏』からのこの展開。
ふたりとも『一見平凡な高校生』ともなれば、イケメンや美少女ではなくても、こういうことは起こるのだった。
それどころか、相手がイケメンすぎたり美少女すぎたりすると気後れするようなタイプの高校生からは、隠しきれないふたりの何かが、スパイスのように謎めいて魅力的にうつるのだろう。

読んだのに登録し忘れたシリーズ、ようやく『秋』まできた。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 日常ミステリ
感想投稿日 : 2021年9月4日
読了日 : 2018年8月29日
本棚登録日 : 2021年8月29日

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