どの歴史の本も著者の立ち位置により見解は違いますが、現代社会に生きる70歳代以下の私たちが自虐史観により習う事の出来ない部分にスポットライトを当てているところがとても読み応えある本でした。
紀元前660年から始まる古代、実際の親子関係をうまく子どもに教えづらい南北朝の中世、もし家康ではなく秀吉の時代が続いていたら鎖国はしなかったかも知れないと渡部昇一さんの見解が興味深い戦国時代、歴代最高将軍や役人の失策を紹介した江戸時代、現代とは違う世の中なんだろうなぁと思う明治編、公立学校教師では逆立ちしても正しく教えることが出来ないであろう大正・昭和編、歴史の授業ココから遡るように辿ったら面白いんじゃないかと思う戦後編。
特に心に刻まれたのは、西南戦争の評価をしたからこそ日露戦争に繋がっていくとの記載には、歴史のその部分に学びが多くありそうな気がしました。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2018年7月5日
- 読了日 : 2018年7月5日
- 本棚登録日 : 2018年7月5日
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