人間の業が剥き出しで描かれている。金、女、暴力。大阪府内の土地勘があると、よりこの話の設定を堪能できる。
地域性を押し出しながら矮小化せずに、読み物として機能させているところが、海外のハードボイルド的だ。
黒川作品は、大阪を世界に売る方法のひとつになりえるのではないだろうか。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2021年8月10日
- 読了日 : 2021年8月10日
- 本棚登録日 : 2021年8月10日
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