用心棒シリーズ第4作ですが、これまでのシリーズとは異なり、前作から16年の時が流れています。物語の構成も、連作短編から長編に変わり、剣劇よりも黒幕の正体を探る推理色が強いです。
読み始めた時は、この変化に戸惑いました。しかし読み終えてみると、藤沢周平さんらしい味わいが残る作品だと思いました。人生の秋を迎えた又八郎たちにの哀愁に心惹かれるのは、自分も歳をとったからだと思ました。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2023年7月27日
- 読了日 : 2023年7月27日
- 本棚登録日 : 2023年7月27日
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