孤独を生ききる (光文社文庫 せ 3-1)

著者 :
  • 光文社 (1998年10月1日発売)
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本棚登録 : 465
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全ての方におすすめできるわけではありませんが、個人的に響いた言葉がいくつかありました。



人間は生まれて死ぬまで孤独な動物
愛があっても孤独、群れていても孤独、若くても、老いても孤独
ひとりひとりが自分の孤独に対決し、それを凝視してその性質を掴み、それを飼い馴らす方法を発見していくしかありません。

"孤独に甘えるなかれ"
人は自分を孤独だと思うとすぐ感傷的になります。
自分の不幸に溺れ込んで、まわりの人々に訴え、慰めてもらうのが当然のようにふるまう人があります。それはたいへんな見当違いで、孤独というものは自分ひとりで背負わなければならないお荷物なのです。人に片棒をかついでもらえるものではありません。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: エッセイ
感想投稿日 : 2022年10月22日
読了日 : 2022年10月22日
本棚登録日 : 2022年10月22日

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