スマホの普及で最近は電車で本を読む人も少なくなったが、以前はそんな人を見かけると、ついどんな本を読んでいるか盗み見したい衝動に駆られたものである。それと同様、私は他人がどんな本棚を持っているのか、気になって仕方がないといった性癖がある。だから、こんなに贅沢な本はない。なにせ、ここに取り上げられている書斎の主は、当代随一の作家や研究者たちである。いったいどんな本が並んでいるのだろう。気になって仕方がない。著者はすぐれた観察眼の持ち主である。じつに緻密なイラストで、全体と細部とを見事に描いてある。そのイラストだけ眺めていても飽きない。あらためていうが、こんな贅沢な本はない。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2019年1月9日
- 読了日 : 2019年1月16日
- 本棚登録日 : 2019年1月7日
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