岩波文庫赤
ヴェルコール 「 海の沈黙 星への歩み 」 ナチス占領下のフランスを描いた 抵抗文学2編
「海の沈黙」ナチス将校に対して、沈黙により抵抗したフランス人の物語。ナチス将校の巧みな懐柔策に対して、徹底して 沈黙を貫く姿を描く。沈黙であることが 自由と正義に基づく抵抗を より一層 際立たせている
沈黙する側も 沈黙される側も 弱い人間は 沈黙に耐えられない
「沈黙の下には〜水の静かな表面の下に 海の動物の乱闘があるように〜互いに相手を否定して戦う思想がある」
「愛は汚れた結末に消えることが多い。誰かがそれを殺すことがある。その愛の死は 人の胸をえぐる」
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2019年3月7日
- 読了日 : 2019年3月9日
- 本棚登録日 : 2019年3月6日
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