東京から 現代アメリカ映画談義 イーストウッド、スピルバーグ、タランティーノ

  • 青土社 (2010年5月22日発売)
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感想 : 10

イーストウッド、スピルバーグ、タランティーノ。

1 ストーリと感情の山場をズラす。

ストーリーとしての山場と感情表現は絶対一致させない(日本のテレビドラマはほとんど一致している??)

小津→憤る女性たち

2 バイプレーヤー

自分(主人公)より弱い人間に救われるという説話
自分より肉体的に弱くて足でまといなんだけど、頭がキレていざというとき瞬間的なひらめきによって窮地をしのぐという役柄。

3 映画ってカットが変わると何が起こるかわからない。

カットがスムーズにつながっているのってけっこうマヤカシなんじゃないか。
話し手から聞き手の顔にカットが変わった瞬間、何もかもが変わってしまう可能性がある。これは映画の絶対的な条件である。

4「映画で見つめ合う瞳を撮ることはできない」

「俳優が見つめ合う会話」は物語を呼び寄せる。

「俳優が見つめ合わない会話」を撮ることは絶対的に難しい。

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感想投稿日 : 2010年6月13日
本棚登録日 : 2010年6月13日

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